軽く100万は飛ばしたかな・・・
去年から取り組んでいる、新しい事業の立ち上げの件です。
新しいエンジニアの方に、現状のプロジェクトを見てもらったのですが、かなりややこしいことになっていたようです。
これ以上無理に進めるのもよくないと判断し、3度目の開発中止を決めました。
これまで時間と金額をぶち込んいたので、損切りはかなり辛いです。
けれど、このまま進めても傷口を広げていくだけなので、根本から見直したほうがいいなと。
「またゼロからプロジェクトを立ち上げればいいかな」
と思っていたのですが、
「いや待てよ。もしかしたら、そもそも今のやり方が間違っているのでは?」
とようやく気づくことに。
ここでは、僕が事業の立ち上げのために現在取り組んでいることをシェアしています。
将来、自分のビジネスを立ち上げたいと思ったときに、最も気をつけるべきポイントも書き残しておきました。
目次
アドバイザー探しを始める
僕のようにプロダクト開発の素人では力不足でした。
どうしてもエンジニアの視点が抜けるので、的確な判断ができない。
そしたら、現状をもとにアドバイスをしてくれる事業経験が豊富な方が欲しいなと。
とはいっても、事業運営の面まで関われるエンジニア(CTO)を自分で探す目利き力もありません。
誰に相談すればいいだろう・・・
悶々と考えていたら、ふとアイデアが浮かびました。
「Hubba(ハバ)のファウンダーに相談してみればいいじゃん」
Hubbaとは、僕がよく使うコワーキングスペースです。
タイで初めて立ち上げたコワーキングで、タイでノマドをしている人で知らない人はいないレベル。
なによりファウンダー(創業者)のエイム自身が、自力で成り上がってきた人です。
大学卒業後に仕事を転々とし、ウェイターとして働いていたときにコワーキングスペースのアイデアを思いつき、出資を受けて成功させてスタートアップのお手本のような存在でした。
「エイムならスタートアップに理解もあるし、何か突破口が見つかるんじゃないか?」
と思い、忙しいのを承知でメッセージを送る。
すると2、3日後、ミーティングのチャンスをもらいました。
ミーティングの当日
ミーティングの予定日。
エイムはコワーキングスペースに顔を出しました。
僕は投資家に出資をお願いするレベルで、スライドを作り、プレゼンの準備をしていました。
いざミーティングとなると、エイムはビジネスのアイデア部分とモックアップを完成して、残りのスライドはスキップ。
意外なことに収益モデルとかは全然気にしてなかったようです。
そしてひとこと、
“How can I help you?”(どう手伝えばいいの?)
これがスタートアップのノリなんだなと思いました。
創業者がコワーキングの利用者の1人に過ぎない僕と、カジュアルに会話して、困ったことがあれば気軽に助けてくれる。
「CTOが必要です!」
と僕が伝えると、その日のうちにHubbaのCTOに話をつけて、ランチ休憩のときにミーティングの機会をもらえることに。
「複雑すぎる!もっとシンプルにしなさい!」
HubbaのCTOはベンというヨーロッパ男性です。
エイムもベンもどちらも30歳前後という若さで、タイでは年齢はマジで関係ない。
ベンにモックアップを見せるとひとこと。
「複雑すぎる」
僕は一瞬「エッ?」と拍子抜けしました。
なにせ、初期のモックアップ100ページから50ページくらいまでスライドを削り、自分の中ではかなりシンプルにしていたからです。
ただ、エンジニアの視点からいうと、
・初期開発はスマホアプリではなくて、Webアプリが絶対
・Facebookログインはコストがかかる
・チャット機能も自前で作るよりも既存のサービスを使った方がいい
など、目から鱗のアドバイスでした。
「今のマッチングシステムだと膨大なユーザーが必要になるので機能しない」
「君のサービスのユニークなポイントは〇〇だ」
「だから、こういう仕組みにすればユーザーが少なくても使えるサービスになる」
など、なるほどと思えることをバシバシ言ってくれるので、やることが完璧に整理されました。
5分ほど打ち合わせしたあとに、スライドを作り直してみるとメインで必要な機能はたった5ページに。
ベンに見せたら
「かなり良くなった」
と好感触だったので、次のステップに向けて作業を進めています。
アイデアは積極的にシェアしよう
「君のアイデアは誰かに話したの?」
ファウンダーのエイムに言われたことです。
いいビジネスのアイデアって、誰かに盗まれそうに思っていました。
けれど、スタートアップに関しては、積極的にアイデアを発信するほうがいいようです。
「本当に使いたいサービスなのかはまだわからないからです」
アイデアベースで発信して、支持者を増やす。
まずは低コストで小さく実験してみる。
本格的なビジネスを立ち上げるのはそのあとでした。
僕が1年以上、ビジネスの立ち上げで手こずっていたのは、発信や実験部分を飛ばして本格的なサービスを立ち上げようとしていたからです。
アイデアは周りには話していましたが、ピッチやイベントに出るなどはしてきませんでした。
それに、市場があるかすらわからない他人のビジネスアイデアを盗んでも、原体験がなければ成功するまで続けられないでしょう。
いろいろ遠回りして、やっと少しずつ前に進み始めた感じがしています。
新規事業の立ち上げについては、今後も進み具合を報告していきたいです。

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