僕らの世代が日本ブランドで勝負できる最後になるかもしれない

バンコクに住んでいると、いかに日本のモノが栄えているかを日々、肌で感じています。
特にタイ人の日本好きは異常で、日本企業がかなり上手いことブランディングしたんじゃないかな?

一方で、今起こっている日本ブームに、僕は違和感も抱いています。
日本ブランドの背景に「実態」を感じない。

ここでは、僕がタイを中心に海外生活をしいて肌で感じたものを、言葉に書き表してみました。

あくまでイチ個人の意見ですので、思うことがあれば気軽にコメントなどしてもらえると嬉しいです。

日本の成功事例を移植してうまくいく東南アジアマーケット

3〜5年前だったかと思いますが、日本でAKB48が爆発的に流行りましたよね。
アイドルと握手するためだったり、総選挙でお気に入りの女の子を勝たせるため、熱烈なファンがCDを大人買いしていた記憶がある人もいるでしょう。

同じ現象が今まさに、バンコクで起こっています。

BNK48というグループ名で、タイの一流企業に努める、高収入ハイスペのオタクたちが、総選挙のためにCDを買い漁っているんです。

僕はBNKの情報を直接調べることはできません。

けれど、タイ人の彼女から聞いた情報だと、BNKのドキュメンタリー映画が公開されるなど、日本で行なってきたビジネス手法をそのまま活用している感じがしました。

BNKに限らず、インドネシアにはJKT48もありますし、同じように成功しているかもしれません。

東南アジアは日本と文化が近いため、日本人がいいと思うものが、現地の人もいいと思ってくれる可能性が高い。

AKBはあくまで1例です。
他にも、ユニクロ、MUJI、肌ラボ、アネッサ、ラーメン、抹茶、北海道ミルクなどが、日本のモノをそのまま移植して成功しています。

ブランドの後ろ盾が消えてきていない?

日本のものがもてはやされている一方で、僕が思うのは、

「日本人がもはや高クオリティのモノを作れなくなった」

ということです。
日本ブランドのモノっていっても、実際に作っているのは中国製がほとんどでしょう。
しかも、中国製でも今はクオリティは十分高いです。

他にも、台湾やタイの工芸品のマーケットに行くと、非常に良いモノを作っています。

台湾とかは、政府がアート活動をサポートしているようです。
デザインが今風で、オシャレな中国茶の茶器とか次に行ったときは、買おうか検討しています。

一方で、日本はというと、職人の多くが超高齢者です。

僕が会社員をやっていたとき、商品の発注をしていました。
そのときに、高齢の職人さんが病気で倒れて納期が遅れたなんてこともよくあります。

労働条件もよくないので、後継者もいないのでしょう。
体調がよくなれば、遅れを取り戻すために自分でモノを作り続けなければいけない。

「メイドインジャパンは高品質」

というイメージは、高齢の職人さんが生きているあと5〜10年なんじゃないかな。
そのあとは、日本製の品質にあわせて、ブランドイメージも徐々に陰りを見せていくのかと。

手頃な価格で上手い寿司を握るのはタイ人

日本人は世界でみても料理がうまい人が多いです。
一時帰国で東京に戻ったときに、回転寿司が異常に美味しくて感動しました。

それでも、料理のクオリティの格差もなくなってきている感じがします。

寿司に関しては、台北の魚市場で異常にレベルの高い寿司をリーズナブルな価格でいただいたこともありました。

かつて、日本がアジアでトップだったため、東南アジアの国の人たちが、必死で日本から学んできたんです。

日本人の職人の腕は確かなのですが、これから最もネックになるのは人件費。

バンコクで、いくつか日本料理屋さんに行ってみましたが、リーズナブルな価格で美味しい寿司を握るのはタイ人経営のお店です。

日本人の従業員が多いところは、ネタが全体的に小ぶりだったり、コストのやりくりに苦しんでいる印象がしました。

ちなみに、今のバンコクでは回転寿司ではなく、握り寿司が主流です。
おそらく機械を入れるよりも、人を雇うほうが安くつくからかと思います。

日本は「アジアのフランス」化していく

このような状況をみていて、僕は日本を「アジアのフランス」だと思っています。

フランスは、国の経済力としてはもはや強くはありません。
しかし、フランスの優雅なイメージは根強く、魅力的に感じる人も多いでしょう。

僕がパリに行ったのは、学生の頃で7年前になります。
今は変わっているかもしれませんが、黒人の移民が多くたむろしている駅のプラットホームは優雅さからはほど遠かったです。

しかし、現状はどうあれ、国のブランドイメージって根強く残る。

だから日本も国として経済力が弱まってきても、「緻密で洗練されたクールジャパン」のブランドはある程度残り続けると思っています。

日本のブランドイメージで商売して、成功している現地ビジネスってたくさんありますよ。

最近だと、「Shizuoka(シズオカ)」って名前のペットボトルのお茶のCMがスカイトレインの中で流れています。

日常飲みのお茶が『宇治抹茶』の高級品かのように宣伝される方法には違和感がありますが。

「日本ブランド」で付加価値をつけて売っている状況です。

日本ブランドにしがみつくを止めたら?

僕らの世代は運よく、日本のいいイメージ、ブランドの恩恵を受けて生きていると思います。
東南アジアは日本人にとってとても生きやすい。

けれど、日本のものをタイに持って来れば高く売れるという状況も異常です。
タイ人による日本っぽいブランドや、日本風のコンセプトをコピーしたアジア発のビジネスも増えています。

日本ブランドのブームが去ったあとに、僕たちはどうやってビジネスをしていけばいいのか?
答えは自分で見つける必要があります。

僕の中では、

「アジアの市場に溶け込んで世界に仕掛ける」

というイメージが今しっくりきています。

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