東南アジアを中心にGrab Taxi(グラブタクシー)というサービスが流行っています。
グラブタクシーとは、一言であらわすと「Uber(ウーバー)のタクシー版」です。
グラブタクシーで探すことができるのは、公的に登録されたタクシーです。
中にはタクシー会社と契約した一般ドライバーもいます。
タイに滞在しているとき、僕はグラブタクシーに何度もお世話になりました。
かなり使えるサービスですので、マレーシア滞在でも使っていこうと思っています。
グラブタクシーって一見、Uber(ウーバー)とそっくりです。
存在意味ある?って使いはじめた頃は思っていました。
けれど、よく考えてみるとこれからのビジネスを考えるうえで、かなり大切なことを教えてもらうことができました。
目次
Grab Taxi(グラブタクシー)の使い方
大まかな手順は以下のとおりです。
①目的地を決める
②タクシーを呼ぶ
③タクシーが到着する
①目的地を決める

行きたいところを決めると、料金の目安が表示されます。
②タクシーを呼ぶ

予約ボタンを押すと、ドライバーが決まります。
到着まで何分かかるか?の目安もでています。
③タクシーが到着する
タクシーが到着すると、ドライバーから電話がかかってきます。
ナンバープレートの一部などを参考にして、タクシーを見つけます。
ざっと流れをいうと、大まかな流れはUberと同じです。
Uberとの違いは料金変動が少ないこと

Uberも使ったことがありますが、時間帯によってかなり料金が変動していたことを覚えています。
ピーク時にかぶると、通常の3倍なんてことも。
グラブタクシーについては、あらかじめ料金の目安が固定されています。
料金が釣り上げられる心配もないので安心して使えるといえるでしょう。
そもそも、グラブタクシーは旅行者でもリップオフ(ぼったくり)がないことを売りにしています。
なので料金の目安が事前にわかるのはとてもいいなと思いました。
タクシードライバーを巻き込んだことが人気の理由
Uberが先にトレンドになっていたのに、どうしてグラブタクシーがこれほど人気なの?とはじめは疑問に思っていました。
しかし、使ってみて納得です。
グラブならタクシードライバーの反発を買わずに済む!
ということが大きかったようです。
Uberに仕事を奪われる!ということで、国によってはタクシードライバーが猛反発しています。
タイだと、Uberドライバーをターゲットにした暴力事件まであったそうです。
個人的には、Uberは欧米的な発想、グラブタクシーはアジア的な発想かなと感じています。
・Uber:「タクシー業界ってイケてないからブッつぶそうぜ!」
・Grab:「Uberって便利!タクシードライバーも入れたらよくね?」
「競争」ではなくて「共存」が鍵
Uberもあって、Grabもあってと、タクシー業界ではさぞ激しい競争が繰り広げられているのでは?
と思っていたのですが、クアラルンプールのショッピングモールで意外なものを発見しました。

・タクシーのピックアップポイント(手前)
・UberとGrabのピックアップポイント(奥)
昔ながらのタクシーがありつつ、新しいサービスも一緒にいたんです。
なんかうまく調和しているなと感じました。
今は新しいサービスでも簡単に真似されてしまいます。
だからコピーされないように努力するのではなくて、一緒に市場の隙間をベターと埋めてお互いに足りない部分を補っているようです。
これからのビジネスの形に触れたような気分でした。

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