「サラリーマン向いていないな」と感じた会社員の僕が社会人3年目で仕事を辞めるまでにやったこと!

こんにちは、中西 勇介(Co-creator)です。

僕は大学を卒業してから2年と2ヶ月を会社員として生活していました。
社会人3年目の6月に退職し、東大阪で安アパートを借りてノマド生活を始めたんです。

実は、僕は突然会社を辞めたくなったわけではありませんでした。

「会社員の生活って全然合わないや」

という違和感は新入社員の頃から持っていました。
どうしてすぐに会社を辞めなかったのか?
それは自分の中で「心の準備」をする必要があったからです。

もしもあなたが「自分は会社員向いていないかも」となんとなく思っているなら、これからお話する僕の実体験が役立つかと思います。

目次

会社員に向いていないと感じていた点

僕が「会社不適合者」だということは、学生の頃から薄々感じていました。

・組織で動くことが苦手でストレスを感じる
・インスピレーションを感じれば即行動する性格
・「なぜ?」と考えて納得しないと動かない

という性格で、物事は自分で考えて判断するというタイプでした。
組織で働くとなると、どうしても「みんなの意見」が大事になります。
そうなると、イカしたアイデアでも全て「角が取れて」丸くなってしまうんです。
他にも、組織で何かを決定するときは、無意味に長いミーティングを繰り返したりして、行動のスピードが遅い、といった不満もありました。

これは、会社に限ったことではありません。
学校のクラスや部活、サークルでも当てはまります。
組織の中での僕の立場は「異端児」。
団体生活で居心地がいいと感じたことはありませんでした。

そんな性格だったからこそ、組織に入っても合わないことは目に見えていたんです。

はじめは会社を変えることを考えていた

「会社に合わないとわかっていたのに、どうして就職したの?」

とあなたは思ったかもしれません。
はっきり言います。

学生の頃は真剣に将来のことを考えていませんでした。

就活を始めたのはドイツ留学から帰ってきてからでした。
ヨーロッパの自由奔放な空気に馴染んでいたので、真剣に働く気もなかったです。
当時の自分が希望していた働き方は「ワークライフバランス重視」でした。

日本の企業も重視していると言っていますが、ヨーロッパの比ではありません。
バケーションといえば、ドイツは1ヶ月、一番長いフランスでは2ヶ月くらいが普通だったんです。

日本の企業が言っているワークライフバランスってせいぜい、ゴールデンウィークとかお盆とかに2、3日休みをかぶせる程度でした。

こんな感じで中途半端なモチベーションのまま就活していました。

「どーせ日本の企業で自分の理想にあった働き方ができるところなんてないよなぁ」と。

そんなときに、採用してくれたのが当時勤めていた会社です。
大手企業で福利厚生も充実している。
自分が求める働き方ができるかもしれないと、わずかな望みにかけました。

会社で働くことを知らずにとやかく言うのもいやでした。
当時の会社はイノベーティブなことを推進していましたので、

「自分に合うように会社を変えればいい」
「変わらなかったら、自分が(転職や独立などで)変わればいい」

と思っていました。

社会人1年目の転職は不利だった!

正直にいうと入社して3ヶ月目には会社を本気で辞めたいと思いました。

上司との仲がかなり悪かったので。
その上司は社内でも評判が悪かったので、僕の性格だけが原因ではないとはっきりいえます。
正しくいえば、僕の性格だからこそパワハラのターゲットにされたということです。

すぐに会社を辞めたいと考えると、まずは転職が思い浮かびます。
しかし、社会人3ヶ月目で辞めた人間を採用する会社なんてあるんでしょうか?

「私は会社不適合者です」

なんていっているようなもんですよね。
新卒と違って転職するならアピールするスキルも必要です。
学生だとポテンシャルで採用してくれるのとは違います。

いろいろ考えた末、僕は転職するためには行動しませんでした。
なぜなら、世間からみると当時の会社は優良企業だったからです。

給料も悪くないし、福利厚生もある。
それに、僕は将来転職ではなくて、起業したかった。
お金、時間、場所に縛られずに自由に働ける生活を手にいれたかったんです。

となると、たとえ転職に成功したとしても、結局起業の準備をしないといけませんでした。
それなら今の会社で、空いた時間を使って起業の準備をするほうがいいだろうという判断です。

パワハラで消耗してうつ状態に

「会社員で給料をもらいながら起業の準備をすればいい」

というのはある点で正解でした。
しかし、週5日も隣の席で上司のパワハラをくらい続けるのは、想像以上です。

今だからわかることですが、人は繰り返し言われたことを信じるようになるんです。
パワハラ上司に、

「お前はダメだ」
「お前はダメだ」
「お前はダメだ」

と毎日言われ続けると、自分の脳が洗脳されていくんです。
しかも会社という組織の中で逃げることもできません。

僕は社会人2年目、3年目と新入社員の人たちの顔を見る機会がありました。
フレッシュで生き生きした顔立ちが、2、3ヶ月もすると鮮度のかけらもなくなってしまいます。
当時の僕は会社の人間でしたから彼らには何もいいませんでした。
しかし、心はとても痛々しく感じていました。

学生のころに、サークルやバイトなどで自分たちで何かやるということをさせてもらっていた。
だから、会社でも自分たちの能力をいかしてバリバリ働きたい。



現実を直視すると、そこには型にはまった仕事しかなかった。
自分の頭で考えることもせず、ひたすら言われたことをやっていく日々。

僕が社会人1年目に感じていた、同じことが繰り返されていました。

コールセンター研修をきっかけに自分を取り戻す

社会人1年目の8月になると、僕はすっかり憔悴(しょうすい)しきっていました。
学生のころにみなぎっていた自身は失われ、仕事はできないと思い込まされ、無力感だけがありました。

9月に新人研修として、コールセンターに数ヶ月行くことになったときも、「左遷(させん)」という言葉が頭をよぎったくらいです。
「会社で何も使えるところがないから、コールセンターにいったんだ」と。

コールセンター研修は自分を取り戻すリハビリ期間になりました。
電話対応はマニュアル通りに喋っていたらいいだけだし、勤務時間も定時で終わりました。

シフトが終わってコールセンター出ていくとき、同期の1人から飲みに誘われました。
ここでは名前をK(ケー)とよぶことにします。

Kは海外の大学院を卒業し、同期の中で最も頭の切れる人間でした。
将来は大学のころの仲間と起業しようと計画しているといいます。

居酒屋に入ってビールを飲みながらKに言われた言葉で僕はハッとしました。

「中西は何かやってくれそうなやつだと思っていた」
「けど今は目が死んでいる」

自分では気づいていませんでしたが、僕は好きなことに夢中になっていると目がキラキラ輝いているだそうです。
やる!と決めたことは全エネルギーをそこに注いでいくというスタイルです。

部活でも、勉強でも器用な人間ではありませんでした。
才能を圧倒的な努力量でカバーするタイプの人間です。

けど、今の自分はというと、死んだ魚のような目をしていました。
全くやりがいを感じない仕事を数ヶ月間やらされ続け、生ける屍(しかばね)状態だったんです。

もう一度、輝く自分を取り戻したい!

居酒屋のあと、Kはショッピングモールへ僕を連れて行きました。
Kの友達と会うためです。
その友達はCとよぶことにします。

Cはベンチャー起業ので営業トップになり、会社を辞めて起業したところでした。
Cには「デキる男」というオーラが漂っていました。
それはまさに、自分が失ってしまっていたものでした。

Cに会ったことで、自分の中で何かが変わりはじめていました。

会社を独立して働きたい!
今から自分でできることから始めていこう!

となったのです。

自分でイベントを開催してみる

今振り返ってみると、僕が社会人1年目で感じた挫折は、

「自分は本当は何がしたいのか?」

を考え直すいいきっかけになりました。

「自分の人生が今日で終わるとしたら、『今』何がしたいのか?」

そのときに、出た答えが

「ポットラックパーティがしたい!」

ということでした。
僕にとっては、留学時代にやっていた持ち寄りホームパーティが人生の中でもっとも最高の瞬間だったんです。

人生を変えるきっかけは些細なことからだった

当時の僕ができたことは、今と比べればかなり小さなものでした。
けれど、「自分ができること」から行動していったことが、今の変化につながっているなと感じています。
逆にいえば、「自分には能力もない」「お金もない」なんて言い訳して行動しなかったら、何も変わっていなかったかもしれません。

行動してすぐに人生を180度変えられるわけではありません。
けれど、「3年前に自分がやりたかったことってなんだろう?」とふと振り返ったとき、自分の想像していた通りの人生になっているなと感じています。

「何もやりたいことがなくて会社員やってみたけど、ちょっと失敗したな」

と当時の僕のように感じている人もいるかと思います。
もしも過去に戻って、当時の僕に声をかけてあげられるとすれば、こう言ってあげたいです。

「問題は必ず解決できる!」
「だから周りが何を言おうと自分の道を進めばいい!」

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